ブログ
5.172017
さいたま市桜区29歳女性
Q.下記のような相談で貴院に伺ってもよろしいでしょうか?
昔から虫歯になりやすく、今現在は歯科へ月に一度クリーニング・フッ素塗布に行っているがそれでも虫歯ができてしまう。また歯ぎしりが酷いようで硬いマウスピースを使用している。
加えて、現在妊娠中(8ヶ月)なので虫歯があるが治療をしていない箇所がある。
虫歯の進行も早いようなので私としては一刻も早く治療をしたいが現在通っている歯科ではどうせ銀歯を被せるようになるからと、子供を産んだ後に治療を開始すると言われている。(産科ではレントゲン・麻酔はしても大丈夫だと言われた)
知りたいこと
・本当に銀歯にしなければならないのか
・今治療をしなくていいのか
・虫歯を防ぐ方法がないのか
よろしくお願いいたします。
A. さいたま歯科口腔外科クリニック 院長の吉野正裕です。
ご相談のメールありがとうございます。
診察してみないと、正確なお答えは難しいのですが、標準的な診察の流れをご説明させていただきます。
まず、口腔内を診察し、レントゲン撮影を行います。
虫歯が大きいようであれば、局所麻酔を行った上で、虫歯を取り除き、歯型をとって、次回銀歯の詰め物となります(保険の場合は銀歯。白い詰め物をご希望の場合は自費診療となります)。
虫歯が小さいようであれば、虫歯を取り除いた後に、直接レジン(白い詰め物)の詰め物を行うこともできます。
虫歯が気になるようであれば、安定期のうちに治療を行っておいた方が良いかと思います。
出産後、育児が始まるとなかなか歯科医院の通院が困難になる方も多いです。
大きい虫歯であれば痛みが出始める可能性があるので、早期の治療が望ましいですが、小さい虫歯であれば、急ぐ必要はないかもしれません。
虫歯の予防方法としては、日ごろのブラッシングが最も重要かと考えます。
適切なブラッシングが行えていれば、急速に虫歯が進行することはないからです。
そして、磨き残しについては、3,4か月に1回くらい、歯科医院でチェックできれば、より好ましいかと思います。
当院では妊娠9か月以降の方は治療によるリスクを考えて、産後の治療をお勧めしています。
お大事になさってください。