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4.82017
さいたま市桜区47歳男性
Q. 『親知らずの治療』
(多分、抜歯を勧められると思いますが。)
注射と痛みに弱いです。(特に点滴のように長く針を刺している事。)
その場合は静脈鎮静法は止めた方がいいのですか?
笑気麻酔の方がいいのですか?
静脈鎮静法で点滴ではなく注射で済ませる事は可能ですか?
状態は虫歯により歯が欠けている状態で冷たい物を飲んだりすると時々痛みが出ます。
ただ、最近血圧の治療と逆流性食道炎の治療(薬を飲む。)なので…少し様子をみたいのですが…このような場合、抜歯以外にも詰め物をするなどの治療は可能なのでしょうか?
親知らずは4本虫歯なのですが…右上の親知らずが欠けて痛みを感じる状態です。
それと、何歳位までが親知らずの抜歯をするのですか?歳をとると止めた方がいいと聞いたので。(高齢者の事かもしれませんが。)
長文すみません。宜しくお願い致します。
A. さいたま歯科口腔外科クリニック 院長の吉野正裕です。
ご相談のメールありがとうございます。
抜歯を行う際には、御存じのように歯茎に麻酔の注射をしてから行います。
局所麻酔が効いてしまえば、基本的には処置中は痛みを抑えることができます。
局所麻酔が行えるのであれば、静脈鎮静を行わなくても治療は行えます。
麻酔の注射や、歯科治療行為自体が苦手な方は、静脈鎮静法でリラックスした状態にし、その間に抜歯等、歯科治療を行います。
静脈麻酔薬は点滴で行うため、針の外側を長くとどめることになります。
点滴が苦手ということであれば、笑気麻酔という方法もありますが、効果は不確実のため、当院では行っておりません。
高血圧なのであれば、緊張してしまうと、ますます血圧が上がってしまうので、静脈鎮静で歯科治療を行うことは、むしろ妥当と考えられます。
また、親知らずの虫歯は基本的に抜歯にて対応しております。
親知らずの抜歯の年齢制限はありませんが、痛みを放置していると、炎症が悪化してしまうため、早めの抜歯をお勧めしています。
お大事になさってください。